『Fate/Zero』第7話
なところを見事に切嗣さんの華麗な発破スキルに散ったかのように見えたケイネス大先生。むろん我等がケイネス大先生がこんなところでご退場あそばされるはずもなく、魔術で強化された水銀を自在に操る礼装《月霊髄液(ヴォーメルン・ハイドグラム)》で見事にホテルの倒壊から生還なさっていた。後半のバトルで切嗣さんの固有結界をあっさり見破ったりと純粋な魔術師としてのケイネス大先生の実力は伊達に名門アーチボルト家の当主ではない。
聖杯戦争そっちのけでストーキングやらマスターの龍之介と一緒にロリを殺したり、ショタを殺したりと好き勝手絶頂なジル様は聖堂教会、魔術協会のロリコン、ショタコンの怒りに火をつけた、というわけではないがあまりに看過できない事態だということで言峰パパよりこれまでの聖杯戦争で脱落したマスターの令呪を報酬として全マスターから最優先の標的とされることになってしまった。言峰パパの前に誰一人としてマスターが姿を見せず独り言を言っているようにしか見えないのが面白い。
使い魔経由で言峰パパからの指令を受け取った某アキバblogでも薄い本(18禁)が紹介されていた当作品のメインヒロインウェイバーには内緒でイスカンダルは『アドミラブル大戦略』のTシャツを通販で購入し、全世界を胸に乗せご満悦の様子だった。名義はしっかり征服王イスカンダルだw さっそく街に出かけようとするイスカンダルをお前はいてないだろと止めるウェイバー、ストパンの世界ならパンツじゃないから恥ずかしくないもん! でスルーされるところだけどあいにくこれは違う作品なのでこんなガチムチマケドニア人がパンツはいていなかったら余裕でお巡りさんに通報されるところだ。サーヴァントを倒せばズボンを買っていただけるんですね?
ジル様はどうせほっといても向こうから来るし、令呪を一回使ったケイネス大先生も動くだろうし互いにぶつかって消耗したところで出て行けばいいという切嗣さんに私を信用していないのかと詰め寄るセイバーはまたしても華麗にスルーされていた。セイバー、不憫な子ッ! しかし冷徹に振舞う一方で言峰綺礼という未知の怪物を恐れるあまり出来ることならアイリさんとイリアたんを連れて逃げ出したいと切嗣さんはセイバーには到底明かせぬ本心を吐露していた。まあ誰だって譲治は怖いからね・・・・・・
しかしそんなことをすれば貴方は絶対貴方自身を許せなくなると切嗣さんを抱きとめるアイリさん、あくまで衛宮切嗣という漢の本懐はあらゆる争いをこの世界から無くすことであり、そのために彼はあらゆるものを犠牲にし多くの死を見てきたのだから。珍しく切嗣さんの人間らしい弱さが垣間見えるシーンだけどアイリさんはいいね。もう理想の二次元人妻の完成形だ。まったく、二次元人妻は(以下略)
そこに計画通りホイホイやってきた超クールなロリペドストーカー殺人鬼の四重苦なジル様、捕獲した子供たちの一人をセイバーの前でプチッと殺し、超クールなリアル鬼ごっこを開催していた。満面のジル様スマイルを浮かべセイバーに触手プレイをかますジル様の宝具《螺湮城教本(プレラーティーズ・スペルブック)》はかつてのリョナ仲間で錬金術師のフランソワ・プレラーティが残した本人の魔力とは関係無しに海魔を召喚できるという何とも厄介なものでセイバーがタコを嫌いになった理由でもある。元々は武人でありまっとうな魔術師ではないジル様はキャスターとしての格では次の聖杯戦争のそれに遥かに及ばないが本人よりも宝具そのものがまさに脅威なのだ。
このままレッツ触手プレイ! というところで颯爽登場したディルムッドは華麗に双槍を振るい海魔の群を一閃。勘違いするなよセイバー、という某宇宙の戦闘民族の王子っぽいお決まりのツンデレ台詞を吐き、お前の子宮(マジでこう聞こえた)、もとい首級は俺が頂くと囁くディルムッド。グリーンリバーボイスとの相乗効果でイケメン度さらにアップだw ディル様とともに海魔の群の掃討に向かうセイバーも私ならあんな雑魚ども100体は倒せる(キリッ)とか張り合ってるけどあんたその雑魚に触手レイプレイなところだったですやん? という突っ込みは無しだ。それとは真逆にひたすらかっこいいディル様、冬はケイネス大先生に逞しく反り返る股間のゲイ棒で騎士道精神を注入する薄い本を期待だ。
キャスターの掃討を任せてセイバーのマスターを始末すべく城内に突入したケイネス大先生は大人しく出てきて勝負しろコノヤローという声をガン無視され、遠隔操作でのボールベアリング弾による手荒い歓迎を受けていた。よろしい、ならばこれは決闘ではなく誅罰である! とPVでもよく聞く名台詞をここで披露し、水銀の刃で辺りを切り刻みドアをピッキングするなど高い汎用性で切嗣さんを追い込んでいく。それを間一髪で回避する切嗣さんの能力は固有結界を体内で発動させ、体感時間をコントロールするというものだ。発動時のエフェクトがかっこいいがこの手の能力は使い手の肉体に重度の負担を強いるというのがお決まりのパターンだ。
それを見抜いたケイネス大先生はどうせしばらくすれば動けなくなるだろう、と余裕の態度だったが切嗣さんは《月霊髄液》には視力はないということを推察し、今度は逆に心拍数を極限まで低下させその追撃をギリギリまで遅らせていた。そしてようやくケイネス大先生が追いついたところでキャレコの掃射を床に浴びせ、足場がおぼつかなくなったところで切り札であるトンプソン・コンテンダーを抜いたところで終わりだったがこのカットインもかっこいいな。ディルムッドのイケメンっぷりといいケイネス大先生の魔術と切嗣さんのピタゴラスイッチならぬヒトゴロスイッチや近代兵器とのバトルなど前回のトークメインのエピソードとは正反対のバトル回だw