『Fate/Zero』第18話

先週はひたすらFE覚醒やってたんで感想アップする時間がなかったが言峰離反回というのもあって男キャラみんな悪い顔しまくりだったな……唯一の癒しはロ凛くらい。龍之介、ケイネス大先生に続き時臣さんも退場になってこれで残りは俺達のヒロイン・ウェイバーちゃんと雁夜おじさん、そして外道ジャック・バウアー切嗣さんだけか。

今回はその切嗣さんの過去編だったわけだけど『Fate/Zero』だと思って見たら完全に『バイオハザード』だったでござるの巻だ。もしくは『Fate/of the dead』、『死徒のはらわた』、『これは外道ですか? いいえ、衛宮切嗣です』でもいい気がする。穏やかな地中海の島が一夜にして死都へと早変わりだ。シャーレイ、貴重な褐色美少女が……と言いたくなるところだが、基本的に衛宮切嗣とか関わった女性はもれなく死にフラグなので何とも言いようがない。

海と空の青さが美しい地中海ののどかな島・アリマゴ島で父・矩賢と暮らしていた切嗣さん、父親の助手であるシャーレイや他の子供たちと遊ぶ姿はまさに歳相応の少年だ。少年期のCVは入野自由さんでシャーレイはあやひーだから虚淵繋がりでまんま『ファントム』の玲二とエレンだ。俺はアニメ見ただけで原作やってないけどまさにニトロプラスの方向性を決定づけ虚淵さんのエロゲライターとしての原点になった作品だ。元から切嗣さんは正道の魔術師とはかけ離れた存在で魔術より銃を使うシーンが多いが今回は後の師・ナタリア・カミンスキーの登場もあってますます血と硝煙の誘い乱れる漂うカーニヴォー(Angel Beats!のTKっぽく)になっちゃうんだが。

矩賢の研究は時間を操ることにより型月世界の魔術師の大目標である根源に達するという、ケイネス大先生との戦いでも見せた体感時間を操作する固有結界の元になったものだ。その実験により時間を止められ枯れることのなくなった花を抱えて満面の笑みを浮かべるシャーレイはこの研究が進めばきっと世の中のためになると誇らしげに切嗣さんに語る。もうこの時点で死臭しかしてこないがおそらく聖堂教会の関係者であろう村の神父からはあまりあの男には関わるなと忠告され、護身用の短剣を渡されていた。一見して実用性には乏しいように見えるがやはり何らかの魔術的な力が付与されているのだろうか?

だが矩賢の魔術によるやり方では目標に到達するまでには何百年という時間が要求され、むろんそれは生身の人間ではどうにか出来る問題ではない。それを解決するために人工的な死徒(型月世界に於ける吸血鬼)化により寿命を引き伸ばすことを画策していた矩賢だったが、尊敬する師の研究の成果を証明しようとシャーレイは自らその禁断の薬に口を付けてしまう。結果シャーレイは吸血鬼の出来損ない、『HELLSING』でいうグールのような存在と化し、衛宮家の鶏を生きたまま貪り喰う怪物となってしまう。その醜悪極まる姿を切嗣さんに目撃されたシャーレイは最後の理性を振り絞り神父から授かった短剣で自分を殺すように哀願する。

しかしまだ幼い切嗣さんに初恋とも言える少女に刃を向けることなど出来るはずもなく、シャーレイはそのまま逃亡してしまい結果として次々と島の住民は餌食とされ死徒もどきが島中に溢れかえりまさに地獄絵図の様相を呈してきた。そこに元より矩賢に目をつけていたであろう聖堂教会の代行者、そして魔術協会の刺客が現れ死徒と化した住人たちを次々と葬り去っていく。この中に『空の境界』の赤ザコことコルネリウス・アルバらしき人物がいたがもしかしたら同一人物なんだろうか? 時系列的には『空の境界』以前の話だしいても不思議じゃない気がするが。

目の前で次々と黒鍵で斬り倒され、あるいは魔術の炎に焼きつくされる死徒たちを前に呆然と座り込む切嗣さんにもまたその魔手が伸びるも、その窮地を救ったのはソードオフショットガンとガバメントを携えたフリーランスの魔術師狩り・ナタリア・カミンスキーだ。魔術師狩りとか言いながら思い切り銃しか使ってないしどうみてもバイハか何かにしか見えない光景だ。ナタリアからこの惨劇の要因は父矩賢の研究によるものだと聞かされた切嗣さんは島からの脱出を図る父の元に駆けつけ、何の躊躇いもなく彼を背後からシャーレイの短剣で突き刺し、なぜか机の引き出しに仕舞われていたトカレフで止めをさしてしまう。

いかに彼が原因でこの地獄が引き起こされたとは言え、まだ少年の身でありながら躊躇いなく自分の父親を殺害するなどやはり切嗣さんは生まれながらの異常者であるということを確信させられる場面だ。『Stay night』の主人公で後の養子である士郎が後天性の異常者であるのに対し、切嗣さんは先天性の異常者であるというのはよく言ったものだと思う。まだ幼さの残る少年がろくに躊躇いもせず実父を殺害したことに驚きながらも彼とともに厄介なことになる前に島を脱出するナタリア。これが魔術師殺し衛宮切嗣の原点となった一夜だったわけだが封印指定を受け隠遁生活を余儀なくされていたとはいえ、シャーレイや現地の子供達と歳相応の子供らしい穏やかな日々を送っていた少年が一夜にして何もかもを失ってしまったというのはあまりに不憫だ。魔術という存在により全てを失ってしまった切嗣さんがあくまでそれを道具としか見なさず、今日が目的のためには手段を選ばない冷酷な殺し屋になった日なのは間違い無いだろう。

今回はいつのもオープニングはカット、エンディングもオープニングのカップリング曲である『満天』に差し替えられていたけど内容ともマッチしていて率直にいい選曲だったと思うし、遅ればせながらCD借りてきて聞いたら何とも切ない気持ちになってしまった。Zeroは作画や展開もだけど音楽もやはり素晴らしいね。


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ジャンル : アニメ・コミック

『Fate/Zero』第16話

まさに外道! これが衛宮切嗣のやり方か! 

原作ファンお待ちかねのランサー組脱落回だったわけだが映像で見ると改めてインパクトあるし、目的のためには手段を選ばない魔術師殺し衛宮切嗣の冷徹さを嫌でも感じさせられるエピソードだ。原作読んだ時もさすが虚淵と思ったものだけど本当に容赦ないな……

切嗣さんの起源弾を撃ち込まれ魔術も行使できず満足に歩くことも出来ない、時計塔きってのエリートから一転ただの嫌味な恐妻家のマダオに転落したケイネス大先生は我等が最高にクールなロリペドリョナストーカー・ジル様討伐の報酬に追加の令呪を言峰パパに要求しに教会を訪れていた。令呪もソラウに譲り渡さざるを得ず、もはやマスターとして戦場に立つことも叶わない彼に令呪を渡すことに難色を示すも、正規のマスターがケイネス大先生である以上言峰パパは承諾せざるを得なかった。そんな言峰パパを令呪を受け取るやいなや隠し持っていたリボルバーで背後から射殺するケイネス大先生、魔術を行使することも叶わぬただの人間以下の存在に貶められ、切嗣さんとの戦いでも忌避してやまなかった兵器に頼らざるを得なかった彼の心中はきっと複雑なものだっただろう。言峰パパも純粋な八極拳の腕では息子以上らしいがあっさり殺られすぎだろとは思わんでもないが……

その少し前、ビルの屋上でジル様とサーヴァントたちの戦いを眺めていたソラウは背後から突然舞弥さんに襲われ、右腕ごと令呪を切断してしまう。開始早々いきなりリョナシーンの挿入とかさすがの虚淵クオリティだw ソラウを守り切ることも出来ず帰還した悲運のイケメンディルムッドにこのNTR野郎が! などあらん限りの罵声を浴びせたケイネス大先生にサーヴァント同士で決着をつけようとの申し出を行うセイバーとアイリさん、その一方で外道……もとい切嗣さんはソラウの身柄と引き換えにランサーを自決させろという脅迫同然の契約を彼女たちの裏で彼に迫っていた。婚約者を返して欲しかったら僕と契約してランサーを自害させてよ!

そんな切嗣さんの奸計など知るよしもないディル様とセイバーはアイリさんの見守る中、真っ向から互いの宝具をぶつけ合い騎士同士の堂々たる一騎打ちを披露していた。セイバーももはや《風王結界》で宝具を隠すことはせず、《必滅の黄薔薇》を自らの手でへし折ったディル様もそれを感じさせない華麗な槍さばきを見せていた。セイバーの清冽な闘気と凛とした佇まいに笑みを浮かべるディル様がイケメン過ぎる……

しかしそんな爽やかイケメンにも我等が外道・衛宮切嗣は欠片も容赦無い。次の瞬間ケイネス大先生の令呪が発動し、ディル様は自らの愛槍で突如としてセイバーの目の前で自らの胸を貫いたのだ。愕然とするセイバーに自身に何が起こったかを即座に悟ったディルムッドはあらぬ限りの呪詛の言葉を吐く。

「断じて赦さん! 騎士の誇りを貶めた亡者ども! 聖杯に呪いあれ! その願望に災いあれ! いつか地獄の釜に落ちながらこのディルムッドの怒りを思いだせ!」

生前、その誓い(ゲッシュ)ゆえに心ならずも主君・フィン・マックールの妻であるグラニアを奪い出奔するはめになり、一旦は許されたと思いながらも彼に見殺しにされるような形で非業の死を遂げた悲劇の英霊ディルムッド・オディナは現世でこそ主君に忠節を貫くべくケイネス大先生のようなマダオにも献身的に仕えてきたというのにこの結末はあまりに衝撃的で悲しすぎるものだ。彼の双眸から流れ出る黒い血の涙がそれを痛いほどに物語っている。次の聖杯戦争でもルート次第ではランサーは自害させられるはめになるのだが、やはり聖杯戦争においてはランサーのポジションは不遇としか言いようが無い。こんなってないよ、こんなのあんまりだよ……

契約どおりランサーを自害させたのでソラウを返して頂けるんですね? というケイネス大先生だが彼女がようやく戻ってきたと思い安堵したところで容赦無く背後から舞弥さんに銃弾の雨を浴びせられサーヴァントに続いてマスターも敢え無く退場となる。契約の証文はあくまで衛宮切嗣は手を出さない、と書いてあるだけで他の人間が手を下すことはないとは書いていない。またサーヴァントが消滅してもマスターが生存していれば他のサーヴァントと契約する可能性もあるので後顧の憂いを断つための処置だが、既に魔術師としての再起も叶わず婚約者まで人質に取られたケイネス大先生にはそこまで思慮を巡らせる余地もなかったのだろう。なんだがもう切嗣さんが某耳から耳の生えた白い奴にしか見えないな……

そんな某インキュベーターともタメ張れそうな外道・衛宮切嗣を貴方って最低の屑だわ! と罵倒する姫騎士セイバーに切嗣さんは英雄に世界は救えない、外道の僕こそが世界を救えるんだと痛烈な返答を浴びせる。そして英雄という存在がいかに愚かで多くの人々を戦に駆り立て死に追いやってきたかと英雄という存在そのものを否定されるのだった。しかしそんな切嗣さんにも貴方にもその英雄に憧れた頃があったのではないかという問いかけをするセイバーは朧気ながら彼の心中を見抜いていたのだろう。切嗣さんはその言葉に一瞬立ち止まるもそれからは何も答えずその場を一人立ち去っていった。そして突如としてセイバーの傍らで倒れこむアイリさん、前回のキャスター組に続きランサー組の壊滅と相俟ってますます混迷を窮める聖杯戦争だがとりあえずディル様は生前でも現世でもあまりに主君に恵まれなかったのが気の毒でならない。伊達に幸運が全サーヴァント中最下位じゃない。



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『Fate/Zero』第15話

英霊たちの騎士道精神とやら、見せてもらおうか……

いかにやむを得ない状況とはいえディルムッドの高潔さを利用して《必滅の黄薔薇》を自ら破壊させてセイバーの左手を解放させ、今後の展開のアドバンテージまで獲得しようとする切嗣さんの奸智が素晴らしい。切嗣さんの思惑通り自らの手で騎士の魂である槍をへし折るディル様が男前すぎるw もうイケメンすぎて俺がセイバーならそれだけで妊娠しそうなレベルだ。でも勝手に宝具破壊して結果敵を利することになっちゃったわけだからソラウはともかく、絶対ケイネス大先生には嫌味言われまくりそうだな……

そして上空ではバーサーカーの魔改造F15とギル様のヴィマーナが相変わらずのドッグファイトを繰り広げていたが、魔改造F15の変態機動がもう半端じゃない。絶対パイロットはGに耐え切れず内臓破裂で死んでるだろうが。バルカンをもぎ取って直接ヴィマーナに撃ちこんだり、チャフさえも武器にしてギル様を墜落させるとか魔改造F15凄すぎるなw 俺がマスターだったらとりあえず米軍の原空とか巡航ミサイル搭載の原潜ぶんどって艦載機ごと宝具にしちゃいたいくらいのチート能力だ。

このままでは埒が明かないとひとまず海魔を《王の軍勢》に閉じ込め、その間に後は何とかいい手を用意してくれと無茶ぶりするイスカンダルだが左手の使えないセイバーや対人宝具しかないディルムッドでは質量的にあの海魔をどうにかするのは到底不可能だ。そこにすかさず切嗣さんからアイリさんの携帯に電話が掛ってくるが携帯がうまく使えずアタフタするアイリさんが可愛すぎるw よく考えたらアイリさんってまだ9歳のロリっ娘なんだよね。まったく、ロリ人妻は最高だぜ!

仕方なくウェイバーちゃんが出るが切嗣さんからの指示はランサーにセイバーは対城宝具を持っていることを伝える、信号弾の撃ち上げられた座標に向かってそれを打たせろということだ。正面から戦って負わされた傷なら恥ではないというセイバーだが、我等がイケメンディル様は今重んじるべきは騎士の誇りだと迷いなく《必滅の黄薔薇》をへし折り、左手を呪いから解放していた。それにしても宝具なのにあっさり折れすぎだろw 本人の意志があればポッキー並の強度になるんだろうか? 

その頃時臣さんと対峙した雁夜おじさんは蟲ごとボーボー燃やされて文字通り蟲焼きになっていた。時臣さんはせめてもの情けだとおじさんを火だるまにするも敢えて止めは刺さなかったがそれをまんまと言峰に見つかり、瀕死の状態から治癒魔術でかろうじて一命を取り留めることに。他人の不幸で今日もメシウマが本性の言峰にはこのまま雁夜おじさんを生かしておいてより事態を混乱させたほうが彼等の苦しむさまが見られてなお滑稽だということなのだろう。なんかどんどん言峰がダークな一面を見せてきて面白くなってきたな。

《王の軍勢》の一員であるイケメンから固有結界の限界が近いことを知らされ、切嗣さんからの指示を伝えるウェイバーちゃん。その間に左手を取り戻したセイバーは《約束された勝利の剣》を解放し、その神々しさに思わず惹き込まれるアイリさんやディル様たち。しかし空気を読むこともできないバーサーカーは執拗にセイバーをバルカンで狙うもそれを阻止したのはディル様の《破魔の赤薔薇》の一閃だ。魔力防御を無視してダメージを与えるこの宝具はバーサーカーにとってはまさに天敵だ。とりあえず今回のMVPはディル様で決まりだなw ついでにギル様もちゃんと《王の財宝》からちゃんとセイバー援護してたけど。

ついに解き放たれた《約束された勝利の剣》の一撃で凄まじい水飛沫を周囲に上げながら巨大海魔は内側のジル様ごと文字通り一刀両断されていた。しかし最期にその光の中で誰よりも崇拝した聖処女ジャンヌ・ダルクの姿を垣間見たジル様は死の間際とは思えない至福の表情を浮かべていた。それにしてもジャンヌ可愛いなw こんな娘が獣のようなイングランド兵によってたかって牢獄で輪姦され、火刑に処せられたとあってはジル様がおかしくなるのも無理からぬことかもしれない。龍之介もだけどジル様も最期は満ち足りたようにして逝けたのだからある意味キャスター組が一番の勝ち組なのかもしれない。それまでの行いは凶悪極まるものだったけど。

セイバーの力の程を目の当たりにしたギル様はこれでもまだ彼女を王と認めないのかと言うも、イスカンダルはそんなものを無垢な少女に背負わせ人並みの乙女としての幸福を知ることもない彼女を哀れだと言い放つ。しかし我等が慢心王ギル様はそんな女だからこそ屈服させ甲斐があるというものだとすっかり我の下であがけモードに突入しておられたw ようやくロリペドリョナストーカー殺人鬼から解放されたと思ったら今度は最古の慢心王に狙われることになるとはセイバーの不幸っぷりは正直半端じゃないな……とりあえずそんな可哀想なセイバーを俺がベッドに誘ってそっと抱きしめてあげたいと思っている紳士淑女の皆様は全国に一万人と二千人はいそうだが。



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『Fate/Zero』第14話

春アニメ最大の期待作である俺達の征服王イスカンダルとその愛妻であるヒロイン・ウェイバーちゃん(違)の繰り広げる痛快冒険活劇『Fate/Zero』待望の第二シーズンがいよいよスタートだ。末遠川で繰り広げられる怪獣大決戦にとうとう空自のF-15が緊急出動する自体にまで発展するもこれが怪獣映画なら間違いなく俺達はやられ役だ、というパイロットの台詞どおり瞬く間に一機は海魔に飲み込まれ、残る一機も突如現れたバーサーカーの能力により乗っ取られその宝具と化してしまった。魔改造F-15が『戦闘妖精・雪風』のジャムっぽくなって禍々しくもかっこいい。

不遇っぷりに定評のあるセイバーとイケメン・ディルムッド、イスカンダルの共同戦線がジル様の巨大海魔に立ち向かうもその巨大さと再生能力の前には上陸を防ぐので精一杯だ。事態の収集に追われる言峰親子だが当時なら魔術で目撃者の記憶を消去すればそれで済むだろうが、現代であれば余裕でTwitterで画像配信されたりようつべやニコ動で動画が流れたりでどうしようもないのは確実だ。完全にどちらが主従かわからない時臣さんは慢心王ギル様にあれをどうにか出来るのは御身をおいて他にありませんと説得を試みるも、あのような汚物に我の宝具をくれてやる道理はないと全く相手にされない。渋々『王の財宝』から宝具のいくつかを投げつけるも効果がないと見るやならば切り札の乖離剣エアを……と要求する時臣さん。しかし攻撃自体を渋ったギル様には相手にされるはずもなく令呪を使うべきかと悩むもそれではau王との関係が完全に破綻する、と諦めざるを得なかった。

本来は強引にでもサーヴァントを従わせるための令呪なのに使わないことを強いられているんだ! と途方に暮れる時臣さんだが魔改造F-15に乗ったバーサーカーがギル様の飛空艇ヴィマーナに強襲を仕掛けてきたところでマスターである雁夜おじさんの対処に向かうことに。魔力によって古の英霊の宝具と化した当時最新鋭の戦闘機と最古の慢心王の対決という作中での屈指の燃える展開だ。魔改造F-15の放つサイドワインダーを謎のビームで破壊しドッグファイトを繰り広げるギル様は先程までとはうってかわって楽しそうだ。しかしこのバーサーカーの能力は素晴らしいなw 俺なら片っ端から自衛隊や在日米軍の戦闘機頂いて空対地ミサイルとか撃ちまくるだろうね。もうワンマンアーミーで冬木どころか東アジア全体が焦土と化しそうだ。

そのバーサーカーのマスターである雁夜おじさんは時臣さんと対峙し、桜を間桐家に養子に出したことを糾弾するも間桐の血に背を向けたお前に何を言う資格があると取り付くしまもない。凛や葵さんとの幸福な日々を凡俗と切って捨てる時臣さんに雁夜おじさんは激昂するも魔道の名門・遠坂家の当主たる時臣さんにとっては愛娘の類稀な才覚を埋もれさせないことこそが魔道に生きる者としての愛情だったのだ。時臣さんのいう『凡俗』の幸福と『魔術師』としての幸福が相いれるはずもない。それこそが桜にとっても雁夜おじさんにとっても最大の不幸だろう。ひいてはそれが遠坂家全員の悲劇へと繋がるのだと思うと何ともやりきれない。

目の前でジル様の繰り広げるカオスとこれから繰り広げられるだろう惨劇に胸を踊らせ、不安げに巨大な影を見上げる住人とは正反対に龍之介のテンションは最高潮に達していた。だが恐怖に駆られる人々の中一人だけ喜悦を露わにする龍之介を切嗣さんが見逃すはずもなく、龍之介は敢え無くワルサーWA2000の一撃で胸を貫かれてしまう。その瞬間、龍之介は自身が殺戮の中でずっと追い求めていた『色』が自分の中に流れる血であることを悟り恍惚の表情を浮かべながら続いての止めのヘッドショットでその生命を散らしたのだった。聖杯戦争において他のマスターたちが抱える苦悩やプレッシャーとは無縁で最期まで己の欲望のままに殺戮を繰り返し、ジル・ド・レェという稀代の虐殺者にして最高の理解者を得られた龍之介は誰よりも幸せだったのかもしれない。まあ周囲にとっては迷惑極まりない存在なことには変わりはないが……

現世において巡り合った自身にとっても最大の理解者を目の前で失ったジル様は龍之介への餞に最高の『くぅる』をお目にかけましょうと更に海魔の力を増大させていた。もはやこの最悪の怪物は並大抵の宝具でどうにかなるものではなかった。慢心王ギル様がやる気がない以上、これに対抗しうるはセイバーの《約束された勝利の剣》をおいて他にないがそのセイバーの右手はディルムッドの《必滅の黄薔薇》により封じられているのだ。英霊の騎士道精神とやらがどう動くかという騎士道精神とは最も縁遠いところにある切嗣さんだが――

前期は全ての英霊の生前の姿が登場したエンディングだが、今シーズンは前編切嗣さんとアイリさんオンリーだ。生まれたばかりのイリヤを抱いたアイリさんの幸せそうな表情がこの物語の結末と見比べても何ともやるせないのだけれど。あと前シーズンのエンディングテーマ『MEMORIA』は聴き様によってはイスカンダルとウェイバーのテーマにしか聞こえなくて困る。特に二番の海に行きたいといつしか話した、君と二人で叶わぬ夢を見た、とかのあたりw イスカンダルの最後の戦いでこれ流れてきたら感涙必至だろう。









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『Fate/Zero』第13話

マケドニアの大軍勢を引き連れ夢に見た遥かな大海オケアノスを見据えるイスカンダル。だがそれはウェイバーが夢に見た光景だった。しかし寝起きのウェイバーの可愛さやイスカンダルの豪快ないびきといいなんかもう事後にしか見えないんだが? もう結婚しちまえお前らw

そしてライダー組に二人の美意識の粋を尽くした《共同作業》を台無しにされた我等がリョナペド鬼畜殺人鬼ジル様とそのマスター龍之介は自分たちの残虐行為の数々を棚に上げてこれが人間のやることかよ! と悲嘆にくれていた。まあどんな残虐な殺戮にしても結局は人間だから出来ることだけど確かにこれだけの大規模な破壊は人間にはそう簡単に出来ることじゃないという意味では納得だ。そして常人では目を背けたくなるのも当然な醜悪極まりないオブジェを真の美は到底凡俗の徒には理解できないどころか破壊の対象でしかないと絶句する二人の感性が素敵過ぎる。

かつて神への背信を繰り返し悪逆非道の限りを尽くしたジル様を罰したのは神ではなく、彼の莫大な資産を食い物にしようとする教会と国王たちであり神などではないと言い放つジル様。確かに当時の貴族の感覚では領民を面白半分に殺すことなど現代の感覚ではせいぜい犬猫を虐待する以下の程度のことであり、ジル様が処刑に至ったまでの一番の要因は彼の国王すら凌ぐ莫大な財産を我が物にせんとす貴族や聖職者の我欲によるものというのはまぎれもない事実だ。そんな自身の最期を振り返りこの世界に神などいないというジル様に、

世界は退屈に見えても楽しいことは探せばいっぱいあるし、50億を超える人間一人一人にせっせとシナリオを用意するなんて人間を神様が愛していなけりゃとても出来ることじゃない。きっと世界は神の愛に満ちているよ、

という龍之介の持論にはジル様もまさに天啓を得たかの如き思いだっただろう。そして到底神仏に対する侵攻など持ち合わせていないであろう龍之介がここまで神という存在に対し想像だにしない持論を展開したことで改めて彼に対し敬服するジル様。すっかりお互いを認め合いそんな神様に対し痛烈なツッコミを入れるべく二人は行動を開始したのだった。やってることや考えてることは確かにクレイジー極まるけど俺はこの二人大好きだなw

イスカンダルとともに街に出かけジュンク堂っぽい大型書店でイスカンダルの伝記を読むウェイバーの元に、例のアドミラブル大作戦の初回限定版とゲーム機を買って現われたイスカンダルだが当のウェイバーからはそんなくだらないものに興味ないと冷たい反応をされていた。しかしすかさずウェイバーが自身の伝記を読んでいたことを見咎め、自分が小柄であるという実像とはかけ離れた描写を笑い飛ばしたり歴史に名を残すよりそれよりずっと短くてもいいからもっと寿命が欲しかったというイスカンダル。ずっと夢にまで見たオケアノスにたどり着くことができず道半ばにして病没したことはやはり無念だったのだろう。

そんなイスカンダルに比べたらやはり自分はちっぽけな人間で取るに足らない存在だとしょげかえり、お前ももっと優れたマスターに召喚されたかっただろうと漏らすウェイバー。彼の聖杯戦争に参加した理由は確固たる信念や大望に基づくものではなくケイネス大先生のように自分を見下す周囲の人間を見返したいという矮小な自己顕示欲からだ。だがそんなウェイバーをワシもお前もこの世界に比べたらちっぽけなものだとTシャツの胸を指してお互いちっぽけな、似たもの同士だと励ますイスカンダルが男前すぎるw もう今回はライダー組の薄い本の材料をここぞとばかりに提供するまさに二人の世界だなw

だがそんな二人に水を差すかのように冬木大橋ではジル様と龍之介が大規模な術式の発動により、ジル様自身の身も取り込むほどの巨大な海魔を召喚していた。不穏な気配を察したセイバーとアイリさんはその場に急行し、続いてイスカンダルとウェイバーも駆けつける。ついでにディル様にも声を掛けて協力を得ることに成功し、ひとまず休戦ということで巨大な海魔が無関係の市民を巻き込む前に共同戦線を張ることとなった。まずはセイバーが颯爽登場! ブリテン美少女! とばかりに水上を疾走するセイバーがかっこいい。久々にヒロインらしい見せ場が回ってきたなセイバーw だが残念なことに今回でひとまずは前半終了ということで続きは来年四月に持ち越しだ。

まあ週一のアニメで劇場で出しても恥ずかしくないだけのクオリティを2クール連続でやるのはさすがに無理がありすぎるだろうしやむをえないとは言え、これからというところで来年四月まで待たないといけないというのはかなりつらいものがあるな・・・・・・原作もむろんアニメの完成度もそれだけ素晴らしかったという証拠なんだけどやはり続きが待ち遠しくて仕方ない。これは2クール目にも嫌でも期待するしかない。

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プロフィール

矢崎竜座

Author:矢崎竜座
所属 鹿屋基地、山口県立ロアナプラ高校愉悦部

身長 171cm 通常体重 60kg

趣味 二次元コンテンツ全般、格闘技全般(見るのもやるのも)、フットボール(アメリカさんやラグビーではない方、こちらは見るの専門)、リラックマ、映画鑑賞、ミリタリー関連

二次元における嗜好 百合、バイオレンス、リョナ、巨乳、褐色、銀髪、エルフ耳、人妻・未亡人、獣耳、姉・年上、ロリババア、男の娘、女騎士・姫騎士、巫女、魔法少女、ヤンデレ

好きな艦娘 長門、金剛、比叡、榛名、羽黒、摩耶、天龍、神通、電、雷、響、高雄、飛龍、翔鶴、千代田、雪風、夕立、時雨、ビスマルク、北上、大井、大鳳、秋月

いま欲しい艦娘 まるゆを出来るだけたくさん

史実で好きな軍艦 大和、霧島、飛龍、伊58、金剛、雷、ミズーリ、アルバコア、サウスダコタ

尊敬する帝国軍人 山口多聞、工藤俊作、橋本以行、小沢治三郎、酒巻和男、菅野直、坂井三郎、友永丈市、栗林忠道、大場栄、小野田寛郎


好きな銃器 シグP226、M4カービン、シグSG552、89式小銃、タボール、H&KMP7、ウージー、FN57

好きなラノベ キノの旅、ソードアート・オンライン、デュラララ!、ログ・ホライズン、されど罪人は竜と踊る、幼女戦記、魔弾の王と戦姫

好きなコミック 暗殺教室、ちるらん、trash.、進撃の巨人、アカメが斬る!、まりんこゆみ、HELLSING、ホーリーランド、ドリフターズ、ヨルムンガンド

好きなゲーム デビルサバイバー、世界樹の迷宮、ファイアーエムブレム覚醒、真女神転生Ⅳ

政治的スタンス おそらく保守左派、親米保守

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