『魔法少女まどか★マギカ』第十一、十二話

これまでまどかちゃんを悲劇から救うべく、心をすり減らしながらも何度も時間を繰り返し孤独な戦いを続けてきたほむほむ。しかしそれは逆に幾多の時間軸を繰り返すことで逆にまどかちゃんの力を増大させ、最終的に彼女をより強大な魔女へと進化させることに他ならなかった。確かに10話見てても最初の頃のまどかちゃんはそんなに強いとは思わなかったけどほむほむが時間を繰り返すごとに各々の時間軸から魔力が収束させられ、最終的にはワルプルギスの夜を一撃で屠るほどの魔法少女になってしまったのだから最終的には彼女の手で自体をより悪化させてしまったようなものだ。

そしてまどかちゃんはマミさんに続き、またしても目の前で大切な友達を失う悲劇を経験した上に、QBから魔法少女という存在が人類へどれほどの影響を及ぼしてきたかを知らされることになる。まどかちゃんの脳裏に移る映像にはクレオパトラや卑弥呼、ジャンヌ・ダルクと思しき歴史上の人物も幾人か見られたが、もしかしてこの世界の女性で偉人と呼ばれる人物は相当な人数がインキュベーターと契約し、魔法少女となることでその偉業を成し遂げてきたのかもしれない。他に女性の偉人だとエリザベス一世やエカテリーナ二世、マリア・テレジア、ヒトラーの愛人であったエヴァ・ブラウンなどもそうであってもおかしくない。またQBは人類を牧場でその糧として管理される家畜になぞらえ、もし自分たちがいなかったら人類はいまだに洞穴で生活していただろうとも言っていたが、直接本人の功績でなくても男性の英雄、名将の類を生んだのもまた魔法少女の願いと考えれば真実味も出てくる。

最後の戦いに赴こうとする自身の元を訪れるまどかちゃんに自分が何度も過去を繰り返し、ただあなたを救うためにだけ戦ってきたと胸中を明かすほむほむ。自分ひとりでも充分ワルプルギスの夜は倒せると語るも明らかにまどかちゃんに悲劇を繰り返させないための精一杯のポーズだ。そしてついにやってきたワルプルギスの夜は天候にさえ影響を与え、結界により身を隠す必要もないそれ自体が現象と呼べるほどの強大な存在だった。ほむほむは一体どこからこれだけ盗んできたんだというほどの大量の対戦車ロケットや地対空ミサイル、ガソリンを満載しているであろうタンクローリーまで突撃させ、まさに戦いは火力だを地で行く猛攻を仕掛けるもののそれでも全く魔女には歯が立たなかった。それでもここでまた時間を巻き戻したら同じ悲劇の繰り返しだと果敢に立ち上がろうとするほむほむが男前すぎる。

ほむほむを救えるのは自分しかいないと、お母さんの制止を振り切り危険を承知で駆け出すまどかちゃんだが、娘を信じてそれを見送るお母さんがかっこいい。最終回にして遂に魔法少女になるべくQBに告げた願い、それは全ての魔女を過去までさかのぼって消滅させるというQBも驚くべきものだった。まどかちゃんは最初で最後の魔法少女としての変身を遂げ、宇宙の法則すら改変する神にも等しい超次元の存在と化したのだ。そこにかつてあったであろう時間軸の出来事なのかマミさんと杏子ちゃんが現われ、あなたが希望を叶えるのではなくあなたが私たちみんなの希望なのだとまどかちゃんを励ますシーンが挿入されていたのはよかった。まさに最後の最後で見せ場が回ってきたという感じだ。

ありとあらゆる時代と世界を駆け巡り全てのグリーフシードの穢れを吸収したまどかちゃんは、最後はそれらを全て銀河に集約し自らの矢でそれを撃ち抜き、ほむらちゃんは最高の友達だったと唯一形のある物として残ったリボンを託してこの宇宙からも消失してしまった。ほんの少し奇跡があればまた会えるかもしれない、という言葉どおりほむほむだけは新しい世界でもまどかちゃんのことを覚えており、杏子ちゃんやマミさんも魔法少女として生存することが出来たが既に魔女となってしまったさやかちゃんだけはどうにもならなかったのが悲しい。それでも上條君が再びヴァイオリンを手にするところを見届けて逝けたのだから幸せだったのだろうとは思いたい。

まどかちゃんの存在はこの宇宙そのものから消滅し、覚えているのは自分だけだと思いきや、まどかちゃんの弟は自分の姉である鹿目まどかとしてではないが、まどかという存在をなぜか意識していた。ここで弟やお母さんとのやり取りが挿入されたのはほむほむにとっても視聴者にとってもある種の救いのように思えた。魔女のいなくなった世界でも相変わらず人間の負の情念が生み出す災厄に変わりはなく、世界には新たに魔獣と呼ばれる存在が出現していた。それをビルの屋上から見下ろすほむほむの背後でQBはグリーフシードをポンポンと背中の口で食べていたけどサウンドエフェクトがやけにかわいいw まどかの起こした奇跡を知らないこの世界のQBは魔女の存在がなくなったせいなのか多少はまっとうなマスコットに見えてしまうから不思議だ。まさにきれいなQB・・・・・・なのか? まあ以前よりはまだマシという意味においては。

マミさんと杏子ちゃんは目の前で魔女と化したはずのさやかちゃんが消失してからのことはわからないが、ほむほむはまどかちゃんといつかまた出会うことを信じ、荒野で一人魔獣に立ち向かっていた。いつかまた彼女も戦いの果てに魂が燃え尽きるまでまどかちゃんとの再会を信じ、前に進み続けるのだろう。最後はまさにほむほむとまどかちゃんの時空をも超えたラブストーリー、そして人類補完計画ならぬ魔法少女補完計画となったわけだが、ほむほむにとってはこれが終わりじゃなくてまた新しい始まりになのは言うまでもないだろう。その果てに何が待ち受けているかはともかく、最後はちゃんとまどかちゃんと再び会うことができればいいとは思ってやまない。

最終的にまどかちゃんがQBの性質を逆手にとって、魔女の存在による悲劇を繰り返さない世界を作り出すのは予想の範疇だったけど、まどかちゃんが個体を超越し神にも近しい超次元の存在になるというのは『デモンベイン』の旧神エンドに近いものを感じた。あちらはあくまで『個』の意識を保ったまま人を超えた神になるというものではあったけど。虚淵さんが脚本という時点でただのハートフルな魔法少女ものにはならないとは思っていたがこれは予想以上の傑作だったし、ある意味でなのはシリーズを超える魔法少女の革新とも言うべき傑作だったとは個人的には思う。







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『魔法少女まどか★マギカ』第十話

杏子×さやかに焦点を当てた、そして彼女達の最期の瞬間を向かえた前回に引き続き、今回ほむほむの幾度も繰り返されるタイムリープをクローズアップする核心に迫るエピソードになった。とりあえずほむまどはスタッフ公認カップルということでいいんですね? なんか両者とも夏コミには百合ン百合ンな薄い本がたくさん並ぶのは目に見えてるな。

現在においてはクールで超然とした美少女然としたほむほむも魔法少女になるまでは病弱で気弱な眼鏡っ子という今からは考えられない存在だった。そんな自分に思い悩んでいたところを魔女に取り込まれ窮地に陥ったところをマミさん、そして初めて魔法少女としての姿を見せたまどかちゃんに救われたことでほむほむは魔女と戦う正義の味方として二人に憧れの念を抱くことになった。しかし非情にもマミさんは力尽き、ワルプルギスの夜にまどかちゃん一人で挑むもなすすべもなく敗れ去り、自分の無力さに絶望したほむほむはQBと契約し彼女との出会いをやりなおすことを願い、再び入院生活までタイムリープすることになった。魔法少女暁美ほむら誕生の理由はひとえに自身を常に守ってくれたまどかちゃんに対する贖罪と憧憬の意からのようだ。これはもう完全にほむまどは公認カップル決定だなw

二度目のタイムリープでは転校初日にいきなり私も魔法少女になったんだよ! とまどかちゃんに抱きつくほむらちゃんはどう見ても単なる不思議ちゃんだったw しかしせっかく身につけた時間操作の能力も肝心の攻撃力不足が仇となりマミさんたちとの戦いでもそんな装備で大丈夫か? と言うことで足を引っ張るばかりになり、ほむほむは時間停止の能力を生かして筋モノの事務所に侵入しデザートイーグルやレミントンM870(たぶんね)をパクってくるなど一気にミリタリー魔法少女としての道を歩むことになった。しかし日本のヤクザでデザートイーグルやレミントンとか持ってるなんてこの組はよほど海外の組織に強いコネクションを持っているのだろう。

ワルプルギスの夜との二度目の戦いでもほむほむとまどかちゃんは敢え無く敗退し、またしてもワルプルギスの夜により世界は破滅に追い込まれる結果となってしまった。そしてここでようやく自分たちがQBの手の内で踊らされていることに気付き、新しく次の時空でも魔法少女になったさやかちゃんやマミさんも疑心暗鬼に陥り内ゲバの末に二人を失うことになってしまった。またしてもワルプルギスの夜に果敢に戦いを挑むも二人は敗北し、薄れる意識の中でまどかちゃんはグリーフシードを託し、再びほむほむは元の時間を辿ることになった。

そしてほむほむはこれまでの三つ編みに眼鏡の地味っ子スタイルを捨ててクールな美少女となってワルプルギスの夜に立ち向かうべく、まどかちゃんが魔法少女になることをQBを実力行使で阻止し最期までひとりで戦う意志を貫いていた。だがワルプルギスの夜との戦力さは覆しようもなく、結局QBの口車に乗せられまどかちゃんは魔法少女の契約を結んでしまった。

あれほど恐れられていたワルプルギスの夜を一瞬で屠ったはいいものの、今度はまどかちゃんがそれを遥かに凌ぐ強大な魔女となってしまい、このままでは地球は10日もあれば滅亡してしまうという存在にまで変貌することとなっていた。当のQBももうこの星では充分な熱量を得られと人類の存亡にはまるで関心を示す様子はなく、おそらくはこうして今までも幾多の星々を滅亡に追い込んできたのだろう。本人の倫理観がそもそも違うんで安易にQBを悪人扱いにはできるものではないが正直人類にとってはたまったものではない。

地球の存亡を救うべく、そして何より初めて自分を友達として扱ってくれたまどかちゃんを守るべく嫌われ役を買って出てもQBの目論見を阻止すべく奮闘するほむほむは本当にかっこよくて純粋な子だなと心底思えた。ここでようやく一話のQB発見シーンに繋がるわけだけど、ここからオープニングをインサートする演出もまたよかった。果たしてQBの目論見どおり最期の魔法少女になったほむほむだけどここからどうやって打倒QBに挑むかは気になって仕方ない。とりあえず前のループじゃまどかちゃんが魔法少女になった時点で世界は滅亡することになったわけだし。



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『魔法少女まどか★マギカ』第九話

自分自身の嫉妬や憎悪、世の中の醜さに絶望したさやかちゃんはついにソウルジェムが完全に濁りきって魔女として覚醒してしまった。さやかちゃん本人の資質もあるのか覚醒したてなのに杏子ちゃん一人では対抗できそうに無いほどの強大な魔力を放っていたが、この場はほむほむの介入でかろうじて脱出に成功していた。

さやかちゃんの肉体はなんとか回収できたものの、ソウルジェムが本体である魔法少女にとってはそれはまさにただの抜け殻でしかなくまどかちゃんはただ泣き崩れるのみだった。それを諦観したように見つめるほむほむに杏子ちゃんはお前それでも人間かよ、と激昂するが既に魔法少女という存在は人間ではないというのは逃れようの無い事実なのが何とも悲惨だ。

我らがインキュベーターことQB様は魔法少女という存在はやがて魔女になり、その覚醒時に発生する膨大な熱量が宇宙の存在を支えるエントロピーになるんだよ~ と解説なさっていたが、どうやらQB様は別の世界から宇宙の崩壊を阻止するためにやってきた宇宙人に近い存在のようだ。インキュベーターというよりインベーダーだ。なんかここに来て一気に魔法少女というかSFものに近くなってきたな・・・・・・QB様曰く魔法少女になるのに一番適しているのは第二次性長期の多感な少女であるらしく、感情というものが存在しない自分たちには到底生み出せない膨大なエネルギーが発生するということだ。それじゃあなのはさんじゅうきゅうさいとかは魔法少女というには明らかに年齢的に無理が――

さんざんあちこちで外道鬼畜と罵声を浴びせられ続けてきたQB様だが感情が存在しないというのもあるが、彼にしてみればいたいけな少女を言いくるめて魔法少女に仕立て、やがては魔女として覚醒させることは宇宙の存在維持という目的のためのあくまで義務にすぎないことなのだ。しかしあくまで個人としての意志も心もある人間であるまどかちゃんに60億もいる個体のうちの何人かが消滅したって大した問題じゃないだろ~ というQB様の理論は容認できるはずもなかった。杏子ちゃんもなかばQB様にそそのかされる形になったがさやかちゃんのマミさんの遺志を継いで人々のために戦う姿に魔法少女になった頃の自分を思い出し、まどかちゃんとともに協力しあうことになった。うんまい棒は友情の証だ。しかしここ数話での杏子ちゃんのデレっぷりは半端じゃない。夏コミには杏子ちゃんとさやかちゃんの百合ン百合ンな薄い本がたくさん出そうな勢いだ。

一縷の望みを託して魔女と化したさやかちゃんの結界に突入する二人だが今回の結界はオーケストラ仕立てだ。さやかちゃんが本体となった魔女は巨大な剣を指揮棒に見立てて振るっていたが、これは上條さんへの想いを具現化させた彼女の潜在意思の表れなのだろう。まどかちゃんが必死にさやかちゃんの意識に呼びかける中、杏子ちゃんは圧倒的な魔女の力に劣勢に立たされていた。ほむほむもその場に駆けつけるももはやどうにもならないと悟った杏子ちゃんはまどかちゃんを彼女に託し、最期は魔女を巻き込んで壮絶に玉砕する道を選んだ。

これでマミさんに続きさやかちゃん、杏子ちゃんと一気に魔法少女が二人退場となるまさに虚淵イズム全開のハートフルボッコ展開だ。ウワァァァァン・・・・・・普通の魔法少女ものならマミさんからこの二人に杏子ちゃんもまどかちゃんも加わって、戦隊ものかプリキュアみたいに五人で最後は巨大な敵に立ち向かうという話になるだろうにそこはそうは虚淵が卸さねぇぜということなのは明白だったけど。

二人の死によって残る魔法少女はほむほむ一人となったがこれでは来るべきワルプルギスの夜には対抗できないのは明白であり、これもまたまどかちゃんを魔法少女に仕立て上げ、やがては膨大なエネルギーの源にしようとするQB様の思惑通りなのだろう。しかし魔法少女など捨て駒にすぎん! どころかただの火にくべる薪にすぎぬ、とか魔法少女という職業は『戦国BASARA』の毛利軍以上のブラック企業ぶりだ。毛利軍はまだ実力次第では生き残りも立身栄達のチャンスもあるが、魔法少女はなった瞬間にもう死亡フラグ確定なわけだから。









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『魔法少女まどか★マギカ』第八話


魔法少女まどか☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)
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原作:Magica Quartet、作画:ハノカゲ 他

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原作:Magica Quartet、作画:ハノカゲ 他

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今月発売された一巻はあちこちで瞬殺だったみたいでその影響かメイトでも二巻、三巻が予約始まってたんでとりあえず予約しておいた。相次ぐ鬱展開からして果たしてさやかちゃんは二巻が出るまで生きてられるのかとの声がわりとあちこちで見られるがどうやらその通りになりそうな臭いしかもうしなくなってきた・・・・・・

QB様もお奨めしないという痛覚遮断を発動し、鬼気迫る形相で魔女をメッタ斬りにしたさやかちゃんだったが予想通り肉体にかかる負荷は相当なものでソウルジェムの消耗も激しくなっていた。既にさやかちゃんの耳には心配するまどかちゃんの声も届くことなくもはや鬱展開まっしぐら確定だ。そんなさやかちゃんをよそに来るべきワルプルギスの夜の対策を共に練るほむほむと杏子ちゃんだったが、ほむほむの家は外見もさることながら室内もなんかいろんなタロットカードのようなものや魔法陣やらが浮いていて何とも幻想的な雰囲気だ。杏子ちゃんは相変わらず食欲旺盛でラーメン食ってたけど。

完全に自身の身も省みない魔女や使い魔との戦いでソウルジェムの消耗も限界に近いさやかちゃんにほむほむはジュエルシードを使うように促すが、さやかちゃんは自分のために魔法を使うような真似はしないと断固拒否だ。ほむほむはあくまで自分のためでなくまどかちゃんのために動いているという本心を見透かされ、やむを得ずさやかちゃんを殺す決意をするが杏子ちゃんの介入によって止められていた。前回からすっかり杏子ちゃんはさやかちゃんにデレてきたなw

多節棍状に展開された槍に絡め取られたほむほむだが慌てず騒がずマジカルスタングレネードを召喚し、杏子ちゃんの目がくらんだ隙に瞬く間に撤退していた。マミ先輩を殺した魔女を退治したときは爆弾みたいなものを生成していたし、なんかほむほむだけ異常に武装がミリタリーチックだ。これもやはり虚淵クオリティ?

もう自分の言葉も届くことは無く破滅の道をひた走るさやかちゃんに無力感に苛まれるまどかちゃんだが、そんな彼女に対し我らがQB様は君が魔法少女になれば全能の神にだってなれるよ! とさっそく猛アピールだ。メンタル面が弱りきったところをすかさずたたみ掛け、相手の才能を持ち上げてその気にさせようというあたりはさすがは敏腕悪徳セールスマンQB様の面目躍如だw だがまたしてもほむほむの妨害に遭い、マジカルベレッタ(たぶん)で文字通り穴だらけにされてしまったがここはさすがの虚淵ニストを自認する俺も思わずひぎぃ! となった。

ほむほむはまどかちゃんを貴女はそうやっていつも自分を犠牲にする、と激昂していたがやはり彼女はQBも疑ったように現在とは違った時間軸から来た存在のようだ。第一話でまどかちゃんが見た夢もおそらくは彼女が違う時間軸で身を持って体験した悲劇なのだろう。そしてむろん我らがQB様がこの程度でお亡くなりになるはずもなくさっそく違う肉体で復活あそばされ、自分で自分自身のご遺体をモッシャモッシャとなさっていた。さすがは我らがQB様だ、これくらいのことは想定の範囲内ということか。しかし不気味な光景だな・・・・・・

ここでほむほむはQB様のことをインキュベーターと呼んだが気になったので元の意味を調べてみたら孵卵器を意味する言葉らしく、経済学用語では企業を支援する人という意味もあるようだ。まあ後者の意味を取れば確かに魔法少女という個人事業主の支援者、とも取れないこともないが、間違ってもQB様がそんなヌルい存在ではないことは誰の目にも明らかだ。魔法少女っちゅうシノギはのぅ、そんなヤワな代物じゃないんじゃ。

この国では発展途上の女性を少女と呼ぶが、それならやがて魔女になる君たちはまさに魔法少女だよねぇ。

つまりはQB様の役割は魔法少女をどんな願いでも一つだけ叶えてあげるよ! という餌でおびき寄せ、やがては魔女として孵化させることにあるということになるが、それならソウルジェムを浄化する機能を持つグリーフシードの存在をなぜ事前にレクチャーしているのかという話にもなってくる。きっと使用済みのグリーフシードを回収することにも何らかの意味があるのは確実だろう。そうでなかったら魔女になるまでソウルジェムが劣化しておくのを放置しておけば自然に魔女が発生するわけだし。

そしてさやかちゃんもついに限界に達し、魔女として覚醒しようとしていたがその場に居合わせた杏子ちゃんともども次回の命運が気にかかるところだ。なんか杏子ちゃんも巻き込まれてそのまま退場になりそうな臭いしかしない。きっと最期はもうまどかちゃんしか生き残れないのだろう。

今回のエンディングイラストは『魔法少女なのはvivid』の作画の藤真拓哉さんだ。同じ魔法少女でもこちらは人が死なないので安心して見れるし、可愛いロリっ子もいっぱい出てくるのでわりとお勧めだけど。












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『魔法少女まどか★マギカ』第七話

自身のツイッターでもQB様のことをネタにしない日がないくらい、最近はQB様のことが気になって仕方ない。今週のほむほむの台詞にも出てくるが魔法少女の魂をソウルジェムに移し変えて、まさしくこれはゾンビですか? いいえ魔法少女でもあります、という状態にしたもの彼にしてみれば悪意からでなく純粋な効率論なのだろう。そもそも人外の存在であらせられるQB様に人間と同様の倫理観を当てはめようとすること自体が間違っているわけで・・・・・・

既に自身が人間ではなくなったことに対し半ば自暴自棄になり、どうしてそんなことを最初に言わなかったんだとぶちキレるさやかちゃんにだって聞かれなかったし~と開き直るQB様はまさに完全な悪徳セールスマンだ。しかもソウルジェム無しで槍に貫かれたらどうなるかな~とソウルジェムをいじってさやかちゃんに激痛を与えて転げまわるのを見下ろしながらこれでわかっただろ~とかマジでひどすぎる。まさにこそ虚淵作品の淫獣だとむしろ清々しくなる外道っぷりだ。だがそれがいい。

出逢って以来衝突続きだった杏子ちゃんにいきなり朽ち果てた教会にまで引っ張られて、自分もQB様に魔法少女がゾンビみたいなものだと聞かされていなかったのに彼女のほうはすでに仕方ないねと割り切っていた。同じ境遇にあるさやかちゃんに共感を覚えたのか林檎を食うかい? と差し出すがさやかちゃんはいまだに気持ちの整理がつかない苛立ちからそれを思わず払いのけていた。

次の瞬間食べ物を粗末にするんじゃねぇよ、と某麦わら海賊団のコックのような台詞とともに彼女を締め上げるが、これはやはり杏子ちゃんが魔法少女になった背景の表れだった。この荒れ果てた教会は元々杏子ちゃんの父親が司祭を務める教会だったが彼はその高潔さゆえに独自の持論を展開し、異端扱いされその結果家族は困窮しその日の食事にも事欠く有様だったようだ。彼女が登場シーンでいつも何かを食べているのも先ほどさやかちゃんに激怒したのもそれが起因しているのは確実だ。

そんな父を見かねて杏子ちゃんは例の白い奴と契約を交わし人々がお父さんの話を聞くように願ったはいいが、それが魔法の力によるものであることを見抜かれ逆に実の父親から魔女として糾弾されたショックは計り知れないものだっただろう。挙句に父親は自殺し、家族は崩壊し天涯孤独の身になったのだからあまりに不憫だ。

契約と引き換えに人間としての幸福も生も奪われた立場からさやかちゃんに共闘を求める杏子ちゃんだが、さやかちゃんは差し出された林檎も今まで食べていたものも魔法の力を悪用して手に入れたものだということでそれを拒絶していた。杏子ちゃんにとっては人間は自分が狩るべき魔女の糧でしかないのだから、それから奪うことに対して良心の呵責がわかないのはある意味当然なのだろうが。

しかしそんなさやかちゃんをさらに追い込んだのは仁美ちゃんも実は上條さんに好意を抱いていて、彼女と彼の関係に業を煮やして宣戦布告してきたことだった。上條さんが実は他に好きな子がいたりとか心変わりするという展開は予想できたのでそういう流れに転んでもおかしくはないとは思っていたが・・・・・・もはや人間ではなくなった自分が彼に抱きしめてもらう資格なんてないと自暴自棄になっていたが、それでも魔女と戦うしかもう自分に残された道はないんだとボロボロの心を引きずったまま魔女との戦いに赴く決意を固めていたのだった。

そんなさやかちゃんをほむほむと一緒に傍観する杏子ちゃんだったが、結界内で苦戦を強いられるさやかちゃんにいてもたってもいられなくなり結界内に乱入するがさやかちゃんは助成を拒絶し鬼神の如き戦いぶりで魔女へ肉薄していった。今回のバトルは完全に影絵っぽい演出だがそれが却って彼女の絶望と狂気を引き立てていて今回もやはり見入ってしまった。まどかちゃんの必死の叫びも空しく、完全に痛覚を遮断するに至ったさやかちゃんはサーベルで魔女をメッタ刺しにして哄笑さえ挙げていたが完全にこれでさやかちゃんも死亡確定ということだろう。まさに虚淵イズムの権化であると正直感心しか覚えない。

次週は仁美ちゃんとの対峙が気になるところだがもうさやかちゃんには堕ちることろまで堕ちて仁美ちゃんをぶっ殺すところまで突き抜けて欲しいとさえ思う。どうせ修羅と化すならそこまで徹底してやってもらいたいとさえ思えてくるあたりが正直おっかない。

結局魔法少女まどか★マギカと銘打ちながらもヒロインが折り返しすぎても魔法少女になることがないという前代未聞の魔法少女ものだが、結局まどかちゃんが魔法少女になるのは最期の最期なのは確定だろう。それでおそらくほむらちゃんとともにワルプルギスの夜に立ち向かい、QB様にとどめを刺すというところでようやく変身になりそうな気がする。

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プロフィール

矢崎竜座

Author:矢崎竜座
所属 鹿屋基地、山口県立ロアナプラ高校愉悦部

身長 171cm 通常体重 60kg

趣味 二次元コンテンツ全般、格闘技全般(見るのもやるのも)、フットボール(アメリカさんやラグビーではない方、こちらは見るの専門)、リラックマ、映画鑑賞、ミリタリー関連

二次元における嗜好 百合、バイオレンス、リョナ、巨乳、褐色、銀髪、エルフ耳、人妻・未亡人、獣耳、姉・年上、ロリババア、男の娘、女騎士・姫騎士、巫女、魔法少女、ヤンデレ

好きな艦娘 長門、金剛、比叡、榛名、羽黒、摩耶、天龍、神通、電、雷、響、高雄、飛龍、翔鶴、千代田、雪風、夕立、時雨、ビスマルク、北上、大井、大鳳、秋月

いま欲しい艦娘 まるゆを出来るだけたくさん

史実で好きな軍艦 大和、霧島、飛龍、伊58、金剛、雷、ミズーリ、アルバコア、サウスダコタ

尊敬する帝国軍人 山口多聞、工藤俊作、橋本以行、小沢治三郎、酒巻和男、菅野直、坂井三郎、友永丈市、栗林忠道、大場栄、小野田寛郎


好きな銃器 シグP226、M4カービン、シグSG552、89式小銃、タボール、H&KMP7、ウージー、FN57

好きなラノベ キノの旅、ソードアート・オンライン、デュラララ!、ログ・ホライズン、されど罪人は竜と踊る、幼女戦記、魔弾の王と戦姫

好きなコミック 暗殺教室、ちるらん、trash.、進撃の巨人、アカメが斬る!、まりんこゆみ、HELLSING、ホーリーランド、ドリフターズ、ヨルムンガンド

好きなゲーム デビルサバイバー、世界樹の迷宮、ファイアーエムブレム覚醒、真女神転生Ⅳ

政治的スタンス おそらく保守左派、親米保守

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